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ひきこもりには通信制高校がおすすめ!環境・学費・メリット・デメリットを解説

こんにちはhamuwoです!

「ひきこもっているんだけど進学はして欲しい」「何とか高校だけは卒業して欲しい」という保護者の方に向けて、通信制高校がおすすめな理由をまとめていきます!

 

わたしは、中学2年の頃から引きこもり始めて、卒業式にも出ないまま通信制高校へ進学しました。

その後3年通って、卒業してからは専門学校を経て定職についています。

 

通信制高校に通った感想を端的にお伝えすると、「高校卒業資格ってこんな簡単に取れるの?」という感じです。

 

ひきこもり?全然OKです!

同じような境遇の人も多いですし、だからと言って他の人に合わせる必要もありません。

 

通信制高校は、自分のペースで単位が取得できることが何よりもメリットですね!

 

通信制高校の環境や学費、その後社会に出てどうだったか?など、わたしの体験談をふまえてご紹介していきます!

※この記事では、「ひきこもり」を、趣味の用事や近所のコンビニ以外に外出しない状態が6カ月以上続いていて、家族以外の接触がほとんどない場合と定義します。

 

ひきこもりには通信制高校がおすすめ!環境・学費・メリット・デメリットを解説

ちなみにわたしは、「屋久島おおぞら高等学校」という通信制高校を出ています。

「屋久島で生活してたの?」とよく聞かれますが、違いますね(笑)

 

本校は屋久島にありますが、サポート校(分校のようなもの)が日本全国にあるのでそちらに通っていました。

年に1度だけ1週間ほど、屋久島で自然学習などをする、屋久島スクーリングがあるのが特徴です。

わたしが通っていた頃は、週5・週2・土曜だけのコースがあったかと思います。(うろ覚えですみません。笑)

 

通信制高校ってどんなところ?

通信制高校を一言であらわすと、「自分のペースで単位が取得できる高校」です。

 

全日制の高校と同じように週5で通える学校もありますが、わたしの場合さらに通学頻度が少なく、最終的には半年に1回ぐらいの通学でした(笑)

 

「そんなに学校へ行かなくても単位取れるの?」と思った方もいらっしゃるかと思います。

学校によって違うかもしれませんが、単位の取得はすべて問題集の解答用紙(マークシート)で行っていました。

 

問題集を家に持ち帰って、大量に解いておきます。

半年に一回学校へ行って、答えを大量のマークシートに記載して提出!1日で30単位獲得!

というような、超簡単な内容です。

 

授業を何回受けないと単位が取れないということもなく、自分のペースで問題集を解くだけです。

解き方が分からないときは教科書やネットで何とかする、といった具合です。

 

通信制高校ってどんな人がいるの?

わたしは通学初期の頃、週5で通えた方がいいだろうと思って通い始めましたが、半年も持たずにコースを変更しました(笑)

短い期間でしたが、そこで出会った生徒は、かなり特徴的な人が多かったです。

  1. 高校受験する気のなかった不良
  2. 学校に行くことができなくなり、精神的に病んでいる人
  3. 芸能やスポーツなど、学業以上に優先したいことがある人
  4. 重病を患っていて、通院中の人
  5. 既に働いている人

 

「自分のことで手一杯」「関わったらマズイかな…」という人が多いので、全日制高校と比べると学生同士の接触は少ないと思います。ひきこもりだったわたしにとっては、それが楽でもありましたね(笑)

もちろん、毎日学校に通っている場合、授業が一緒で仲の良いグループなどはいたりもします!

 

先生は上記のように特徴がある生徒が多いので、おおらかな人が多く、場合によってはメンタル面を見てくれたりすることがあります。

バリバリ体育会系や生徒指導系の先生はいなかったので、ゆったりと過ごせましたね。

 

通信制高校にかかる費用は?(全日制と比較)

通信制高校は全日制高校の公立・私立よりも安いです。

学校区分学習費総額(年間)(高等学校就学支援金を除く)
公立(全日制)約45万
私立(全日制)約104万
公立(通信制)約3万〜5万
私立(通信制・自宅コース)約20万〜50万
私立(通信制・通学コース)約50万〜115万

参考:文部科学省 平成28年度子供の学習費調査の結果について 

参考:不登校経験者が解説する通信制高校の仕組み、生徒、学費、メリット

参考:通信制高校の学費(授業料)が高い理由・安い理由を詳しく解説

 

人件費・土地代がかからないこともあり、安くなっていると思われます。

安いとはいえ、全日制の高校と同じ卒業資格が得られる学校もあるので、卒業資格を得るという点では、心配しなくても大丈夫でしょう。

 

通信制高校はどこにある?

公立・私立共に、全国各地にあります。私立高校などはキャンパスに通う必要がない学校も多いです。

 

以前は無かったと思うのですが、わたしの母校にも自宅コースが増えていました(笑)

場所に縛られないのが、通信制の良いところですね。

 

しかし、通信制高校は単位を取得するために、スクーリング(面接指導)という直接先生などと会って活動を行うことになります。

どこにスクーリングに行くことになるのか?というところまで調べてから通えるといいですね。

 

通信制高校は学歴(将来)に影響する?

わたしの体感ですが、他の人と比べてもマイナスからスタートすることは無く、通信制に通った理由次第ですね。

過去、就職面接を受けたときに「なぜ通信制高校に通っていたのか?」と聞かれることはありましたが、「やりたいことを探す時間が欲しかった」と伝えていました。(それで良いのか不明ですが。笑)

 

これはあくまで自論ですが、通信制高校に通っていようが、やる気や技術があることをアピールできれば何も問題ありません。

通信制高校を出た直後に無知を晒すこともあるでしょうが、知らないならこれから知ればいい、それだけです。

 

卒業後は専門学校へ進学したので、大学などに進学する場合は、正直分かりません。

とはいえ、大学に行ける資格を得られるというだけでも、ひきこもっているだけより良いですね。

 

通信制高校を卒業して感じたメリット・デメリット

一番メリットだと感じたことは、自分の時間が作れることです。

自分のペースで単位取得できるので、やることさえやれば、授業のように時間で拘束されることもありません。

 

わたしの場合、馬鹿みたいにゲームをして、将来的にそのゲーム経験が仕事に活きたりしています。

通信制高校を上手く利用すると、全日制高校へ通っている人よりも、自分が好きなことに特化出来るというのは、かなり良い点だと思いますね!

 

その一方で、デメリットは灰色の青春時代になったことです(笑)

もちろん、通信制高校でも友達を作って一緒に遊んだりすることは可能ですが、自分のペースを意識するほど、他の人との接点が無くなっていきます。

 

わたしの場合、同級生と完全に交流がなくなっていて、全日制高校にあるような学園祭・部活・夏休みなどのイベントもないので、思い出はほぼ何も残りませんでした(屋久島スクーリングは凄く良かったですが)

 

そういった灰色の青春時代を経て、全日制高校に通っていた友達から、高校時代の楽しかった話などを聞くと、なんとも言えない寂しさがあります。

とはいえ、ひきこもっているよりは全然良かったなという気持ちが上回りますね(笑)

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ひきこもりでも、簡単に高校卒業資格を取得できるということが伝われば幸いです。

 

ひきこもっている本人にも、その保護者の方にもお伝えしたいことですが、毎日学校に行けなくなったからといって人生が詰むわけではありません。

 

通信制高校は、毎日学校に行く必要もなく、自分の気が向いたときに行けばいいです。

人と接しないといけないこともほぼありません。

誰かに合わせる必要もありません。

 

単位さえ取れればいいですし、その単位を取ることは超簡単です。

自分のペースで単位を取得しつつ、心の療養を行うこともできるので、一度調べてみてはいかがでしょうか?

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