「道路でネズミが死んでいて、どうすればいいか分からない!」という方に向けて対応法をまとめていきます。
結論を先にお伝えすると、国土交通省「#9910」に連絡をして下さい。
電話をかける前には、以下のポイントを確認しましょう。
電話をかける前に確認するポイント
- 道路で何が起きているか
- 道路の場所を伝えられるか(市街地だと番地まで伝える必要あり)
また、道路によって管理者が異なります。
国土交通大臣が管理していない道路だと、「#9910」で対応してくれず、「県や市に連絡してくれ」と横流しされる可能性があることを覚えておきましょう。(そのまま転送されることもあるようです)
わたしは道路でネズミが死んでいる現場に、何度も遭遇したことがあります。
家の近くにコンビニのゴミ捨て場があり、その前でネズミが死んでいることが過去2年で5回ほどありました。
ネズミに限らず、道路に死んだ動物が放置されると、車に潰されて無残な姿になってしまいます。
遭遇する時は突然眼の前に現れるので、「うお、ビックリした!」(でも、誰かが片付けてくれるだろう)と思う人は多いはずです。恥ずかしい話ですが、かつてのわたしもそう思っていました。
ですが、誰かが連絡してくれるだろうと思わず、「#9910」へ連絡して下さい!!
他の人と連絡が重複してもいいので、すぐ連絡して下さい!!
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というように、立て前では「連絡して!」と伝えます…が。
今回わたしが実際に連絡してみると、分からないことがいくつかあり、問題に直面しました。
「#9910」に連絡した方が、その問題を越えられるように対処のポイントなどをまとめます。
目次
ネズミが道路で死んでいるときの対応法!#9910に電話してみた体験談
まず、今回連絡するに至った経緯をまとめます。
- 出勤途中に通った市街地の道路でネズミの死骸に遭遇
- 出勤後すぐ「#9910」(国土交通省)に連絡
- 道路の場所を伝える
- 国土交通省の管轄ではないと言われる
- 区に電話をかける
- 道路の場所を伝える
- 回収に来てもらう
この流れの中で、以下のような問題が発生しました。
#9910に連絡する際に起こる問題
- 道路の分類や管理者が分からない
- 道路の場所を伝える難しさ
それぞれについて解説します。
#9910に連絡する際に起こる問題①:道路の分類や管理者が分からない
もしあなたが、道路でネズミが死んでいるのを見つけた時、その道路は一般国道(直轄国道or補助国道)・都道府県道・市町村道のどれか分かりますでしょうか?
大抵の方が「分からない」と答えるはずです。
なぜなら、それらを告げられる機会はほとんど無く、複雑に入り組んでいるからです。
もちろん、大きな道路であればどこかに国道〇〇号と書いてあったり、カーナビがアナウンスしてくれるかもしれません。しかし、その国道の中にも直轄国道と補助国道があり、管理者や連絡先が違います。
また、ネズミは殺鼠剤などを食べて、都市部の入り組んだ道路で死んでいることが多いです。(今回のわたしはこのケースでした)
そんな名もない細かな道路の分類なんて、調べても分かりません。
今回#9910に連絡しましたが、道路が特定できたタイミングで「管轄が違う」と言われたので、あらためて区に電話をかけることになりました。
対処法
道路分類が分からなくても、とにかく「#9910」へ連絡しましょう。
大きな道路でない場合、分類や管理者などは個人が調べても分かりません。
大きな道路の場合も、直轄国道は国土交通省が管理していますので「#9910」へ電話すればOKです。
ただし、次に記述する道路の場所は明確に伝えるようにしましょう。
#9910に連絡する際に起こる問題②:道路の場所を伝える難しさ
今回わたしは、東京都内の市街地で遭遇したので、最初はこのように伝えました。
「東京都〇〇区の〇〇駅周辺の〇〇という店の前です」
しかし、それだけでは情報不足だそうで、しっかりと道路がある場所の住所を聞かれます。
自分の家の前などだと住所はパッと出てきますが、通りすがった道の住所なんて分かりません。
電話をかける場合は、現場にとどまって、近くにある住所表示などを見て伝えられるといいでしょう。
しかし、「え、ネズミの死骸の側にいないといけないの?」と抵抗を示した方、おっしゃる通りです。
触ったり近づかない限り、病原菌や寄生虫の危険はありませんが、「生理的に無理」という方もいらっしゃると思います。
また、遭遇するのは突然のことですので、その場で電話に時間が取れない!という場合もあるでしょう。
対処法
上記のような問題を踏まえて、住所を的確に伝えるために取れる手段は2つです。
住所を的確に伝える手段
- 現場に残って、住所などの情報集めて伝える。
- 現場で住所をメモ、または調べてから後で伝える。
1の手段が最も効率がいいのは分かりますが、生理的・時間的に無理という方は、2の方法しかないですね。
2は通り過ぎたあとですので、若干気持ちが薄れるかもしれません。
しかし、ネズミや近隣住民のためにも「#9910」へ電話してあげてください。
個人でネズミの死骸を片付けてもいいのか?
ここまで#9910に連絡するという前提でお伝えしてきましたが、ネズミの死骸は自分で処理する事もできます。
しかし、病原菌感染やノミ・ダニなどに寄生されますので、直接接するのだけはやめましょう。
処理手順をまとめます。
- 手袋とマスクを用意する
- 殺虫スプレーを周囲に吹きかける
- 死骸を新聞紙などで包んで一般ごみとして出す
- 周辺にもう一度殺虫スプレーを吹きかける
正直、通りすがりの一般市民がやることではないですが、あまりにも家に近いなど、日常生活に支障を来す場合は個人で処理してもいいかと思います。
ですが、病原菌感染などが不安な方は、やはり「#9910」に連絡するといいですね。
まとめ
今回のパターンでは、連絡を終えてから「時間はお伝えできませんが、向かいます」と伝えられました。
30分ほど経ってから現場を見に行くと、既にネズミは処理されていました。
連絡を追えるまで20分ほどかかりましたが、その後の対応はすごく早かったですね。
あらためて、電話をかける前には、このような情報を明確に伝える必要があります。
電話をかける前に確認するポイント
- 道路で何が起きているか
- 道路の場所を伝えられるか(市街地だと番地まで伝える必要あり)
市街地などの場合ですと、道路の分類なんて調べても分かりませんので、まずはこれらの情報を整理した上で「#9910」に電話してみるとよいでしょう。