こんにちはhamuwoです。
「夜行バス初めて乗るから不安…」「必要なものは何?」という方に向けて、準備物や知っておくといいポイントを解説していきます。
わたしは実家が大阪にあるので、年2回ほど東京から夜行バスで行き来しています。
夏や冬、混雑時や閑散期など、色んなパターンで何十回と乗ってきたので、参考になれば幸いです。
そもそも、夜行バスと言えば、どんなイメージがあるでしょうか?
- 窮屈なバスで座って寝る
- 知らない人の隣に長時間座る
- 事故などが多くて怖い
- 費用が安い
費用が安いなどのメリットがありますが、やっぱりデメリットの方が多くて気になりますよね…。
「隣にヤバイ奴が来たらどうしよう…」「事故が起きたりしないかな…」
何回も夜行バスに乗ってきたわたしでも不安に感じます。
しかし、準備物を整えて、夜行バスの重要なポイントを知って対処すれば大丈夫です。
夜行バスを上手く利用すれば、安く効率的に移動して、快適に眠れるようになります。
そのためのポイントをお伝えしていきます!
目次
【夜行バス初めて】持ち物や知っておくといいポイントを徹底解説!
まずは、準備物・持ち物について解説します。
必須級のものから季節的にあったほうが良いものまで、順に解説していきますね。
夜行バスの準備物・持ち物
夜行バスの席には、リュックサック程度のバッグなら持ち込めます。
キャリーケースがある場合は、乗車前にバス下に収納します。
降車まで取り出せないので、あらかじめ下記のような用品を取り分けておきましょう。
必需品
- 予約チケット・メール
- 携帯充電器(モバイルバッテリー)
- アイマスク
- ネックピロー
- 飲み物
冬場
- ブランケット
- カイロ
夏場
- 制汗スプレー・シート
- 着替え
化粧対策
- メイク落としシート
- マスク
必需品
予約チケット・メール
夜行バスのチケットをコンビニなどで発券した場合は、もちろん持っていく必要があります。
ネットで支払いまで完結した場合、「乗車時に本メールを提示して下さい」などと記載されているメールが届くこともありますのでそちらも準備しましょう。
しかし、最近乗っているわたしの体感ですが、乗車前は下記のように名前確認のみで済ませるところが多いです。
- 夜行バスが到着する
- バスからバインダーを持った人が出てくる
- 受付が始まる
- 「お名前教えていただけますか?」と聞かれる
- 名前を伝えると席番を教えてくれる
- 乗車前にキャリーケースを預ける
- 乗車する
上記のようにチケットやメールを見せないパターンが多いとはいえ、バス会社によって対応が異なりますので、用意しておきましょう。
携帯充電器(モバイルバッテリー)
夜行バスの中には、コンセントが付いていたり、USB充電が可能な車両があります。
バス停に来るまでや、着いてからも移動することが多いと思いますので、充電器を用意してあるといいですね。
「バスに充電出来る設備がない!」という場合は、モバイルバッテリーなどもあるといいです。
予約前にバスの設備が分かるようになっていますので、確認しておきましょう。
アイマスク
アイマスクは、わたし的に必須アイテム第1位です。
夜行バスは定期的にパーキングエリアなどで休憩をとります。その際に、車内の電気を全てつけるバス会社もあるんですよね…。
東京~大阪間の場合だと、2時間おきに3回ほど休憩します。
その度、顔に「ビカーッ!!」と光が当たって起こされます、本当に地獄です(笑)
そんなときにアイマスクがあれば、しのぐ事ができますね!
快眠…というより、まず睡眠を取るために必要なアイテムです。
100均のものでも十分に効果的ですので、事前に準備しておくといいですね。
ちなみに、わたしがアイマスクを忘れたときは、備え付けのブランケットを頭から被ります(笑)
ブランケットのおばけみたいになるので少し嫌ですが、睡眠には代えがたいですね。
ネックピロー
睡眠を快眠に変えるアイテムです。
わたしはあまり首が痛くならない人間ですが、バスを降りて「首痛えー…」と、つぶやいている方は多くいます。
ネックピローはアイマスクと同じく100均で売っていますので、空気で膨らますタイプを用意しておくといいでしょう。
飲み物
起床時に喉が乾くことが多いので、準備しておくといいです。
バス席の正面にはボトルホルダーが付いているので取り回しもしやすいですね。
ちなみに、就寝前にたくさん飲むのは控えましょう。
夜行バスは一度乗るとトイレに行きづらいので、出来るだけ先に済ませておくといいですね。
冬場
冬場で問題になるのは、窓側席の寒さです。
夜行バスは乗る直前にならないと、自分の席が分からないということが多いです。
そういった事態に備えるために、保温用品を揃えます。
ブランケット
ブランケットは、そもそも夜行バスに備え付けで置いてあることが多いです。
しかし、冬場はそれだけでは足りません。
わたしが感じる、冬場に冷える箇所は2箇所です。
- 吹き抜けている足元から膝
- 窓側に接する肩
特に肩はキンキンにやられますね…。
ここを守るためにもブランケットは備え付けのものと合わせて、2つあるといいでしょう。
カイロ
手先が冷えるという方は、持っていた方がいいでしょう。
バス内は暖房がかかっているとはいえ、局所的に冷えやすい環境です。
服の下に仕込んでいるだけでも、体感温度が変わってきます。
夏場
夏場で問題になるのは、汗の不快感です。
暑い中移動して、ビショビショの服でバスに乗ったら気持ち悪いですし、臭いも気になります。
下記のものを用意して、乗車前に対策できるといいですね。
制汗スプレー・シート
汗を拭いたり、臭いを抑えたりすることができるので、夏場には必須と言えるでしょう。
わたし的には、シートタイプのものがおすすめです。
最悪時間が無くて乗車してからでも利用できますね。
着替え
時間の余裕があるなら、乗車前にトイレで着替えたりできるとグッドです。
ただし、荷物がかさばってしまったり、キャリーケースを開けたりする必要があるかと思いますので、周辺環境等をよく調べておきましょう。
化粧対策
車内の一泊で、化粧が気になるという方が持っていると良いものをまとめます。
ちなみに、化粧道具を持ち込むのは、誰かと同乗する時以外、あまりおすすめしません。
化粧品の臭いがしますし、早朝に寝ている横でガサガサされるのも嫌でしょう。
メイク落としシート
乗車してから消灯までに、少なくとも10分以上の時間があります。
化粧をしたまま寝ることに抵抗がある方は、ここで落としてしまいましょう。
わたしは男ですが、少しだけ化粧をするので持ち込んだ事があります。
少し臭いはしますが、乗車したばかりは周りも起きているので、それほど気にせず使用できます。
マスク
メイクを落とした後は必須ですね(眉毛はカバー出来ませんが…)
就寝時は、アイマスクと組み合わせることで完全防御です。
ちなみにマスクは、他の人の臭い対策として使う場合、臭い対策用の物を用意しないとあまり意味が無いです。
わたし個人の意見ですが、それほど強烈な臭いではない場合、だんだん慣れてきて何も感じなくなってきます(笑)
その他の持ち物
わたしの経験的に、不要だと感じたその他の持ち物について、順に解説していきます。
耳栓
夜行バス乗車時には周囲が静かなので、イヤホンの音漏れなどが非常に良く聞こえます。
しかし、イヤホンの音漏れがうるさくて眠れないという状況は、あまりありません。
消灯になったらほとんどの人はスマホなどの電子機器の利用を止めますし、何より走っている車の音の方が大きいですね。
「寝ている人のいびきはうるさくない?」と思った方もいらっしゃるかと思います。
不思議ですが、わたしは今まで何十回と夜行バスに乗ってきて、一度もいびきを聞いたことがありません。(寝息はあります)
そこまで深い眠りにつけないからでしょうか?いびきもそれほど気にしなくて良いと思います。
スリッパ
靴を脱ぐ場合にあると良いですが、裸足の時ぐらいでしょうか?
バスの床はそれなりに綺麗なので、靴下を履いているなら、そんなに足は汚れません。
わたし的には、前後の狭いスペースに靴とスリッパを置くのが手間で邪魔な方が上回りますかね(笑)
夜行バスの知っておくと良いポイント
ここからは夜行バスに乗車する上で、知っておくと良いポイントや、起こり得るトラブルをまとめていきます。
実際に体験したものや、システム上起こる問題などを解説します。
乗客が起こす問題
夜行バスで、同乗する乗客が起こす問題をまとめます。
まぶしい系
- 消灯時間後にスマホを開く
- カーテンを開ける
後述で色んな問題を解説しますが、対応できるのはまぶしい系ぐらいですかね。
夜行バスはカーテンが締め切られています。それを無理にこじ開けて車内を照らす輩が現れることがあるので、アイマスクで対応しましょう。
うるさい系
- イヤホンの音漏れ
- ペアやグループの話し声
うるさい系はかなり珍しいです。まぶしい系より近距離なことが多く、指摘できることが多いのでその場で対策できます。
スペース系
- 横幅の広い奴が隣に来て狭くなる
- 寝ている時に寄りかかってくる
- 何も言わずにリクライニングを倒す(倒している)
横幅は仕方ないので諦めるしかないですね…。
寄りかかってくる時はそっと戻してあげます。しつこいときは力を込めて優しく押し返します(笑)
何も言わずにリクライニングを倒されて狭いときは、自分も後ろに交渉して倒させてもらうか、前の人に戻してもらえないか交渉してみましょう。
臭い系
- 体臭がヤバイ
- 足の臭いがヤバイ
1番どうしようもないのが、臭い系です。とはいえ、こちらもかなり珍しいですね。
前述しましたが、嗅いでいるとだんだん慣れてきます(笑)
「それでも嫌だ!」という方は臭い対策のマスクを準備することをおすすめします。
異性が隣になることがある
「えーっ!?」と思った方もいらっしゃるかと思います。
しかし、わたしも過去に2回ほど1人で乗車したときに、女性が隣になったことがありました。
かなり珍しいパターンでしたが、「何か申し訳ないな…」と思いながら、痴漢と勘違いされないように、ずっと両手を端に寄せていましたね。
バス予約サイトを確認してみましたが、同性が隣になることを確約していないことが多いので注意が必要です。
女性専用バスもあるので、そちらに乗車するなどで対策が取れます。
ペアでも隣にならないことがある
ほとんどの夜行バスは、指定席がないタイプです。
指定席でない場合、まれにペアでも隣にならないことがあります。
こちらはバス会社に問い合わせしてみたことがありますが、可能な範囲で隣にするとのことでしたので、どうしても隣が良いという方は、指定席タイプの夜行バスを選んでおくといいですね。
窓側・通路側席のメリットデメリット
夜行バスは横4席で、真ん中に通路が通っているタイプが多いです。
左右に別れた窓側と通路側の2席には、メリットとデメリットがあります。
席 | メリット | デメリット |
窓側 | ・睡眠を邪魔されない ・エアコンが近い | ・トイレに行きづらい ・冬場に冷える |
通路側 | ・トイレに行きやすい ・通路に足を伸ばせる | ・周囲の人がトイレに行く時に起こされやすい ・エアコンが遠い |
トイレに行きたいなら通路側、寝たいなら窓側。
冬は通路側、夏は窓側。
というのがわたしの認識です。
ペアやグループで座る時や、指定席などを取る際の参考になれば幸いです。
経由地が少ないバスを選ぶ
もちろんですが、夜行バスを予約するとき、経由する土地は少ないほうが良いです。
移動時間が減ることはもちろん、経由地が減る分だけ点灯時間や人の移動が減るため、睡眠時間を多く確保できますね。
遊園地経由は避ける
何故かと言いますと、以下のような問題が起こる可能性が高いからです。
遊園地経由で起きる問題
- お土産などの大荷物を持ち込んで、棚が占領される
- グループで乗り込んで、消灯しても静かにならない
- 自分を隔てて、お菓子などのやりとりをされる
- 外を歩き回っているので、臭いが気になる
- 都心のバス停が2番手に周りがち(荷物が置きづらい)
- 経由地が多い
単純にデメリットしかありませんので、TDLやUSJなどを経由するバスは避けた方が無難です。
繁忙期のトイレ休憩に注意
トイレ休憩はパーキングエリアで行われますが、ここでは注意が必要です。
パーキングエリアでは、同じような見た目のバスが並んでいるので、トイレから戻る時に「あれ、どのバスだっけ?」となりがちです。
警告してくれるバス会社もありますが、言わないこともありますので、しっかり目印を見つけておきましょう。
キャリーケースは到着するまで取り出せない
「パーキングエリアの休憩中なら出してもらえるでしょ」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、バス下の収納は四次元ポケットではありません。
1つのキャリーケースを取り出すために、手前のキャリーケースを全て出さないといけません。
途中で出してくれるということは原則ありえませんので、預ける前にしっかり確認しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
色々と問題点を上げてしまったので、「乗りたくないな…」と思ってしまった方もいらっしゃるかと思います(笑)
ですが、夜行バスの1番のメリットは、費用が安いことです。
もちろん、安いから事故が起こりやすいということはなく、バス会社もかなり気を使っているようです。
しっかり2人体制で運転されていて、度々休憩されているのを何度も確認していますので、余程の事がない限り大丈夫でしょう。
夜行バスは、飛行機と比べて手荷物検査などがないので、楽に乗車できますし、新幹線よりも安く移動できます。夜に移動するという面で、時間的にも効率的です。
しっかりとポイントを押さえれば、快適に眠ることもできますので、「乗ったことがない!」という方もぜひ一度乗車してみてはいかがでしょうか?