「今度プレゼンテーションをすることになったけど、どう練習したらいいか分からない!」という方に向けて、プレゼンの練習方法をまとめていきます!
わたしは、専門学生時代に何度かプレゼンをする機会があり、最大200人ほどの新入生に向けて学校代表でプレゼンを行うという事があり、社会人になってもその経験が活きています。
練習初期はあがり症で、大きな声を出して話すことなど到底できませんでしたが、これからご紹介する練習法を用いることで克服し、大勢の前でプレゼンテーションができるようになりました!
今回はその練習法についてまとめます!
目次
プレゼンの練習方法や場所、準備手順を徹底解説!200人にプレゼンできる方法!
プレゼン練習ももちろん大切ですが、その前に必ず意識しておくことがあります。
それは、プレゼンテーションを行う目的です。
これを意識していないと、良いプレゼンはできませんし、後にお伝えする気持ちを込めた抑揚の表現などもしづらくなりますので、必ず明確にしておきましょう。
まずは目的を確認
プレゼンテーションとは何のために行うのでしょうか?
「見た人に感動を与えるため?」「商品などの凄さを分かってもらうため?」
もちろんそれもありますが、それは目的を達成するための目標に過ぎません。
プレゼンの最終目的は、聞いた人に行動してもらうことです。
「こういう凄い商品があるんですよ!」「じゃあ、買おうかな」
「抱えている問題はこうやったら解決できますよ!」「お、それならやろうかな」
というように、プレゼンで伝えた内容を持って、行動を促すことが大切です。
あなたがプレゼンをする目的は何でしょうか?
一度確認してから進めて頂けると幸いです。
プレゼン練習までにやること
練習すると言っても、資料や練習環境が必要です。
それらの準備についてまとめます。
スライドや台本を準備
パワーポイントを使うのが一番オーソドックスなスライド作成法でしょう。
伝えたいことを箇条書きにして、目的と所要時間に合わせて取捨選択していくといいです。
最初から完璧なスライドを作ろうとせず、ある程度書いてから練習していくと「くどいな…」「ここいる?」と自分で思ってくるようになるので、まずは思ったことを書いてみましょう。
スライドをまとめる上で気をつけたいのが、言いたいことを全部書いてしまうことです。
1スライドで伝えたい要点は3つまで!
人間が印象に残る限界は3つまでと言われています。
各要点の詳細については、自分の口から伝えるか、要点ごとにスライドを分けて伝えていくと良いでしょう。
わたしの場合は、ある程度まとまったら台本を作成しています。(本番は見ません)
「台本がなくてもプレゼンできる!」という人も中にはいますが、プレゼンの度に話すことが変わったりするので、精度を上げづらく、要点の漏れが発生しやすいと思っています。
そしてなにより、当日は緊張します。
不慣れな場合、口も頭も回らなくなり真っ白になるので、「この通りにやれば大丈夫!」という自信を付けるためにも台本作成はオススメします。
プレゼンの練習場所を用意
練習すると言っても、誰かの目があるところだと緊張します。
まずは、1人で練習できる場所を用意すると良いでしょう。
「えっ、誰かに見てもらったほうが、悪いところを指摘してくれたりして良いんじゃないの?」と感じた方もいらっしゃるかと思います。
もちろん、他の人に確認してもらう工程はありますが、まずは自分がやりやすいと感じる発声やテンポを掴みながら、資料をまとめるのが大切です。
「声小さいな…」「緊張して早口になっているな…」という問題の改善も大切ですが、目的を達成できるプレゼンを完成させることが最優先ですので、まずはプレゼンが一巡できるようになり、話しやすいように資料をまとめてから人に見てもらうと良いでしょう。
プレゼンの練習場所については、プレゼンテーターの状況によります。
以下のような場所なら、1人でじっくり考えながら練習できるかと思います。
- 学校の教室(学生のみ)
- 会社の会議室(社会人のみ)
- 建物の屋上
- 自宅
- カラオケルーム
- ビデオボックス(男性のみ)
学生の場合は教室、社会人の場合は会議室などが主になるでしょうか。
その他ですと、学校や会社の屋上、自宅、カラオケルーム、男性の場合はビデオボックスなどもオススメです。
プレゼン練習でやること
それでは実際に練習でやることをまとめていきます。
基本的には口に出して読むことと、時間計測が主になりますね!
口に出して話す
最初はぶつぶつ…と、小さい声で話していても大丈夫です。
その際に、「要点を話すタイミングが遅い気がする…」「このスライドの時間長いな…分割できないか?」「区切らずに喋ってるな、少し区切ってみよう」などが分かってきます。
ここでは、スライドで要点が伝えられているか?伝わりやすいテンポはどれぐらいか?を意識して、何度も修正して話すことが重要です。
プレゼンでテンション上げて大きい声を出すのって疲れるんですよね…。
段々慣れてきたら声のトーンを上げて行けば良いでしょう。
時間計測
プレゼンの時間は限られているので、話すスピードや間のとり方が落ち着いて来たら、プレゼンの時間を計測しましょう。
現代だと時間計測アプリなどがあるので簡単に測ることができますね!
時間に合わせて資料の調整を行う事も必要です。
人に見てもらう
これは1人でできることではありませんが、やっぱり人からもらえる意見は重要です。
「ここ分かりにくくない?」「何が伝えたいのかよく分からない…」など、自分では伝えられていると思っていたものがあまり伝わってなかったなどはよくある話です。
ある程度練習が落ちついた頃に見せて、早めの方向性修正などを行えるといいでしょう。
動画撮影
もっと精度を高めたいという方には、プレゼンの動画撮影がオススメです。
過去にわたしも友達が撮ってくれた動画を見たことがあるのですが、「思ったより下向いてるな…」「あれ、早口だ…あの時緊張してた?」といった、プレゼンをしている最中だと分からない発見があります。
他の人に言われて気づくことも大切ですが、自分を知っている自分だから気づく事もあるので、自らが確認する機会を用意すると良いでしょう。
もっと効果的にプレゼンを行う方法
ここまでで、一通り話すことは出来るようになるかと思いますが、もっと効果的にプレゼンを行う方法があるのでご紹介します!
声を張る
言わずもがなですが、声は張りましょう!
普段ボソボソと喋るわたしですが、プレゼンの時は2重人格のように明るく声を張って話すようにしています。
ただそれで、意外性があると「おおっ!」となりがちですが、人に注意が行っては元も子もありません。
わたしだけでしょうが、過度にハリキリすぎないように気をつけましょう。
目線は斜め上
規模にもよりますが、目線はできるだけ前で上に向けましょう!
小規模の場合人の目を見ても良いですが、「緊張する!」という人は斜め上を見ると明るいイメージを持たれます。
また、スライドの横に立って話すことが多いと思いますが、スライドを見たままにならないように注意しましょう。
要点を伝えるときや、スライドを切り替る時だけ確認すると良いでしょう。
聞きやすい速度と間のとり方
「先程もお伝えしましたが、あらためて、話す速度と、間のとり方を見直しましょう。」
上の文章は解説するために変な位置に読点がありますが、話す時は下のような間の取り方になります。
「先程にもお伝えしましたが、(0.5秒)あらためて、(0.5秒)話す速度と、(0.3秒)間のとり方を見直しましょう。(2秒)」
一言一言丁寧に、スティーブ・ジョブズになったような気持ちでしっかりと話しましょう。
基本的な意識としては、読点(、)は0.5秒、句点(。)は2秒開けるイメージです。
強調したいところで抑揚を付ける
「これは、かなり重要です!!」
この文章を抑揚を付けて伝えると下のようになります。
「これは…(普段よりも間を取る)、かーなーり!(苦しそうに声を抑えて言う)、重要です!!(斜め上に声を上げるように言う)」
分かりづらいですねwすみません。
しかし、こういったアクセントを入れることにより、「ん?なになに…」と興味を引きつけ、次の重要なポイントで耳をすませて聞いてくれるようになります。
聞いている人を自分のプレゼンに引き込めるポイントなので、意識して入れるようにしましょう!
「え、恥ずかしいんだけどw」という方もいらっしゃるかと思いますが、自分が乗り込んでこそ見ている人が付いてきてくれます。
できるだけテンションを上げて挑んでいくと良いです!頑張って下さい!(わたしの場合レッドブルを飲んでました)
身振り手振りを付ける
ここまで来ると、最後は体を使って表現すると効果的です。
重要なポイントを手のひらで指したり、握りこぶしを作って力強く話したりすると、ポイントが伝わりやすいです!
これは中々難しいですが、できることで他の人と大きく差を付けることができます。
余裕があればチャレンジしてみましょう!
不安への対策
「うーん、それでも不安」という方、分かります。
わたしも超弱気でしたので、「絶対に失敗する」とずっと思っていました。
しかし、そんな超弱気を乗り越えてプレゼンすることもできたので、不安についての対処法についてまとめます!
大勢の前で緊張するかも…
「いや、大勢の人の前に立つなんて無理…」「緊張して何もできなさそう…」
わたしもそう考えていましたし、何度やってもやっぱり緊張するものです。
そこで、台本を使った練習が役に立ちます!
こうすれば上手くできるという成功パターンを自分でまとめた台本があるなら、その通りにやれば成功します。
その台本の通りに練習を続ければ自身が付きますし、何より体が覚えるので、最悪ロボットのようになっても口が勝手に動いてくれます。
わたしも緊張のあまり、ガタガタに手が震え続け、スライドを送るマウスをクリックする一本指と口だけが動くという状態になったことがありますw
やっぱり練習は大事ですね。
途中で頭が真っ白になるかも
急に「あれ!?次何話すんだっけ?」となる時があります。
基本的には前項と同じく、練習を重ねればカバーできるのですが、時に緊張は体に焼き付いた記憶さえ消し飛ばすことがあります。
そんな時は、スライド作成に一手間加えます。
スライドに要点となる話し始めを書いておき、その後に内容について自分の口で話すという形式にすれば、スライドを見れば解決します。
例えば「不安への対策」という要点がスライドに書いてある場合、「次は、不安への対策についてです。プレゼンに挑む際、途中で頭が真っ白になるかもという不安がよぎることがあります。…」というように、まず最初に何を話せばいいかを書いておく形式にすればよいでしょう。
プレゼン練習方法のまとめ
最後に、わたしがやっているオススメのプレゼン攻略法をお伝えします。
それは、アニメーションなどを使って、どうすれば効果的に伝えられるかを想像することです。
プレゼンしている相手の顔や気持ちを考えながら、「こういうアニメーション入れたら面白いかな?」「ここに自分の失敗談を話したら笑ってもらえるかな?」など、誰かにアクションしてもらうために、考えることを楽しめれば最高です!
その気持ちを持って作り、練習したプレゼンは、聞いている人の心と体を動かすプレゼンになるので、ぜひ頑張って下さい!
今回まとめた内容が、少しでも多くの人の役に立てれば幸いです。