「築地か豊洲に行きたいんだけど楽しめる?」「観光で行くならどっちに行くのがおすすめ?」という方に向けて、実際に行ってみて感じた違いをまとめます。
ただ、環境や出来ることが違うので、目的や体力に合っているか確認して行くのが良いでしょう。
「築地から豊洲に移転した」と聞いて、「築地と豊洲って同じようなところなのかな?」と思う方もいるかと思います。
当時のわたしも同じように思っていました。
ですが、食べ歩きや海産物の購入ができる築地のイメージを持って豊洲に行くと、「見当違いでガッカリ…」という意見も少なくないようですね。(笑)
じゃあ、豊洲は行っても楽しくないの?
もちろん、そんなことはありません!
豊洲には豊洲の魅力がありますし、移転しても築地の魅力は失われていません!
築地と豊洲の見どころ、環境や出来ることの違い、おすすめ出来る人をご紹介していきます。
目次
築地市場
豊洲に移転したのは市場のみです。
築地の場外市場は変わらず残っていて、観光地として楽しめます!
築地と言えば刃物も有名ですが、今回は海鮮系の観光目的でまとめていきます。
築地市場でできること
築地市場でできること
- 食べ歩きができる
- 海産物が購入できる
- 屋台が多く安価で食事が楽しめる
- 美味しい海鮮料理が食べられる
屋台が多くでているので、店に入るよりも手頃な価格でいろんな海鮮を楽しめます。
わたしが築地に行くと、海鮮の串焼きや、あま~い卵焼きは必ず食べますね!
また、海産物の購入も可能です。
魚市らしい活気あふれる環境で、飲食や買い物を楽しむことができます。
築地市場の観光のしやすさ
続いて、築地市場の観光のしやすさについてまとめます。が、

築地の周辺環境
- 座って落ち着ける場所が店の中しかない
- 人混みが多く歩きづらい
- 一部道幅が狭いエリアがある
まず、座って落ち着く場所が店の中以外にほとんどないです!
店も小さな店舗が多いので、知らない人と相席になったりと、あまり落ち着くことができないですね。
食べ歩きもできますが、外に座るところは無いので、もちろん立ち食いです。
多くの人が道に立ち止まりまって、とても歩きづらくなります。
築地には、そういった不満を補えるほどの魅力があるのは確かですが、「立ちっぱなしがしんどい」「人混みが苦手」という方には不向きな場所です。
道幅が狭くなっているエリアもあって、休日は満員電車のような人混みを進むことになるので、できれば平日に行くことをおすすめします!
築地市場へのアクセス

築地には、日比谷線と大江戸線の2本が通っています。
築地周辺の駐車場も多いので、車でのアクセスもしやすいですね!
築地市場をおすすめできる人
このような人に築地市場がおすすめできます。
築地市場がおすすめできる人
- いろんな海産物を安く味わいたい
- 食べ歩きがしたい
- 海産物の購入がしたい
- 立ちっぱなしでも大丈夫
- 人混みも大丈夫

お祭りのような環境が「楽しめる!」または「疲れる…」という判断で、築地に行くかどうか決めても間違いはないでしょう。
客層的には若い学生グループ・カップル・ファミリー層などが多い印象です。
豊洲市場
築地から市場が移転した豊洲市場です。
市場だけでなく、海鮮料理なども楽しめる店舗が多いエリアになっています。
豊洲市場でできること
続いて、豊洲でできることをご紹介します!
豊洲市場でできること
- 卸売場の見学ができる
- 美味しい海鮮料理が食べられる
- 屋上の芝生エリアでくつろげる
築地のお祭り屋台のような雰囲気に対して、豊洲は博物館のような雰囲気です。
食べ歩きや、海産物の購入はできないので要注意です!
豊洲でも海鮮料理が食べられる店舗は多くあります。築地と違うのは、しっかり列を作って待つことでしょうか。
築地でも並ぶことはありますが、人通りが多く、狭い通路の端に寄って…と気遣いが必要です。
豊洲は道幅が広く確保されているので、余裕を持って並ぶことができますね!
豊洲市場観光のしやすさ
豊洲は比較的新しい施設ということもあり、かなり人に配慮されて環境が整えられています。

豊洲の周辺環境
- 整地されていて歩きやすい
- 屋外の道幅が非常に広い
- 休憩出来るスポットが多い
豊洲は駅から続く、高架を渡っての移動が主になります。
上下の移動はほぼなく、道幅が確保されているので、凄く歩きやすいです。
ベビーカーや車椅子が移動しやすいように作られていますね!
休憩できるスポットも多く、棟の入り口には長椅子と自動販売機がありますし、駅を出てまっすぐの水産仲卸売場棟の屋上には、広大な芝生エリアもあります。
市場に来たはずなのに公園に来たような気持ちになれる、ちょっと変わったスポットになります。(笑)
歩き疲れたときや、お腹いっぱい食べて、くつろぎたいというときにはここに行くと良いですね!
かなり広範囲に芝が敷かれているので、「座るところがない!」ということもないです。(芝の上に座る形にはなりますが…。笑)
メリットばかりあげてきましたが、豊洲市場の環境でデメリットを上げるとするなら、全ての棟を見ようとすると歩くのが大変ということでしょうか。
豊洲市場の観光で入れる棟は、水産卸売場棟・水産仲卸売場棟・管理棟・青果棟の4つがあります。
出典:東京都中央卸売市場
それぞれの棟が広く、離れた位置にあるので、全部見ようとすると大変です。
ですので、離れた位置にある青果棟を覗いて、3つ棟を回るルートがおすすめです。
おすすめのルート
- 水産卸売場棟
- 管理棟
- 水産仲卸売場棟

豊洲市場へのアクセス
少しややこしいですが、目的地は「豊洲」ではなく「豊洲市場」です。
降りる駅は「豊洲駅」ではなく「市場前駅」という駅で降ります。

市場前駅にアクセスできるのは、ゆりかもめ1本だけです。
豊洲市場の駐車場も少なく、車でのアクセスもややしづらいですね。
豊洲市場をおすすめできる人
このような人に豊洲市場がおすすめできると言えます。
豊洲市場がおすすめできる人
- 卸売場や競りに興味がある
- 新鮮な海鮮料理を落ち着いた場所で食べたい
- 立ちっぱなしがつらい
- 人混みがつらい
わたしが行ったときは移転直後で飲食店は混んでいましたが、施設環境が整っているので、移動しやすく、比較的人の流れがスムーズです。

ただ、博物館的な見学スペースが広く、子供にはやや退屈な環境かもしれません。(興味は人それぞれですが)
ファミリー層が少なめで、高齢者やカップルが多かった印象です。
築地市場と豊洲市場の距離
余談になりますが、築地と豊洲は結構近い位置にあります。

電車の場合、乗り換えや駅までの徒歩移動が必要です。
道がまっすぐだとしても距離が長いので、徒歩移動もおすすめできませんね。
築地市場と豊洲市場の比較
ここまでお伝えした内容を比較表にまとめます。
場所 | 海鮮料理 | 食べ歩き | 海産物購入 | 競り見学 | 周辺環境 | アクセス |
築地市場 | ○ | ○ | ○ | - | △ | ○ |
豊洲市場 | ○ | - | - | ○ | ○ | △ |
海鮮料理が楽しめるのはどちらも同じです。

まとめ
あらためて築地と豊洲をおすすめできる人をまとめます。
築地市場がおすすめな人
- いろんな海産物を安く楽しみたい
- 食べ歩きがしたい
- 海産物の購入がしたい
- 立ちっぱなしでも大丈夫
- 人混みも大丈夫
豊洲市場がおすすめな人
- 卸売場や競りに興味がある
- 新鮮な海鮮料理を落ち着いた場所で食べたい
- 立ちっぱなしがつらい
- 人混みがつらい

「社会見学でこういうところ来たな〜」と懐かしい気持ちになりましたね。
築地と豊洲どちらが良いということではなく、それぞれの良さがしっかり存在しているので、どちらも今後伸びていけばいいなと感じました!